2017高大連携教育フォーラム実施報告(2018開催に向けて)

2017.12.05 共通

 

日  時: 平成29年8月5日(土)13時30分~16時10分

場  所:

金城大学医療健康学部棟211中講義室
講  師: シンポジウム
富山大学 教育・学生支援機構 教育推進センター 教授 橋本 勝氏
北陸大学 経済経営学部 教授 藤岡慎二氏
金沢大学 国際基幹教育院 高等教育開発・支援系/部門 准教授 杉森公一氏
明光学園中学校・高等学校 教諭 前川修一氏発
  分科会
 ①ICTと理数系教育  杉森公一氏
 ②コミュニティと地方創生  藤岡慎二氏 寺西 望氏(金沢高等学校)
 ③アクティブ・ラーニング型授業で学ぶ高校日本史
  ―インタラクティブに思考力を伸ばす授業づくり―  前川修一氏
 ④新入試に向けた言語活用教育の在り方
  橋本 勝氏 岡野大輔(金城大学) 若月博延(金城大学短期大学部)
テ ー マ: 未来の教育をかたちづくる高大連携
 ~人と人をつなぐ 今と未来をむすぶ~
概  要:  
 シンポジウムでは、4人のシンポジストが4組のペアを作り、4つの対話を行った。まず最初に、杉森、橋本両氏による「大学教育の未来」についての対話が行われ、確かに大学教育が変わってきていること、最初から深い学びである「ディープ・アクティブラーニング」を望むのではなく、もう少し軽い「ライト・アクティブラーニング」というような学びをきっかけにして、最終的に主体的で深い学びに繋げていく橋本氏の試みが紹介された。次に、前川、藤岡両氏による「高校教育の未来」について、また、杉森、前川両氏による「高校と大学を結ぶ」についての対話が続き、最後に、橋本、藤岡両氏による「学校と市民を結ぶ」についての対話が行われ、大学・教員・学生・市民の4者が協力して教育改革を行っている富山大学の例が紹介され、市民と大学をつなぐためには地域の課題を考えることが大切であることが示された。
 分科会では、それぞれのテーマにしたがって、資料に基づく情報の共有と講師との対話、参加者同士の交流を通して学びあいを行った。 クロージングでは、参加者が4人ずつのグループとなり、各分科会の内容をお互いに紹介して情報と成果の共有を図り、参加者同士の学びあいを深めることができた。
 参加者のアンケートには、「多様な独創的に活動している先生方が、北陸でこのようなセミナーでディスカッションする場が設けられて、素晴らしかった!これまで地方で行われたセミナーを超えた内容・プログラム(構成)でした。」、「自分が変わる勇気、挑戦が必要だと感じた。流されて働いている感じだが、意識せねばと感じた。」、「丸一日かけても良いような充実した内容でした。仲間を増やす、出来ることをやってみる、成果を発信する・・・今やっていることが『これでいいんだ』と続ける勇気がわきました。」等の概ね良好な感想が書かれており、このフォーラムが自ら学び続ける主体であることの重要性を再認識する機会となったことを示している。

※資料

 


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