初夏の美術館鑑賞授業

2022.05.17 美術学科

 

5月17日、毎年この時期に実施してきた美術学科1年生の美術館鑑賞授業は、コロナ禍で2年間は同企画を実施することが出来ませんでしたが、本日3年ぶりに出掛けることが出来ました。

今回、美術学科1年生70名が参加し、引率教員7名と共に美術鑑賞授業として3つの美術館を訪ねました。

 

学校は、9時過ぎにバス2台と学校車3台に分乗して出発しました。

はじめに訪れた場所は、学校から白峰に向かい山沿いにある本学の美術館、金城学園白山美術館です。

現在開催中の本学美術学科卒業制作展選抜展を鑑賞しました。
今回の展覧会では、今年2月に行った卒業制作展の中から、受賞作を中心に各コースの選抜された作品を展示しています。

 

 

 

 

 

 

これから自分の専攻するコースを決める1年生にとって、それぞれのコースの先輩たちの作品は、自身の進む道を見つける良い刺激になったようです。

 

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 次に訪れたのは、松任駅近くにある美術文化施設「市民工房うるわし」で開催中の第78回現代美術展白山展と松任駅横に建つ松任中川一政記念美術館を訪ねました。

こちらの2館は、現在感染対策として一度に入れる人数が40名として、団体鑑賞入場制限が掛けられています。

人数を半分にし、交互に鑑賞を行いました。

はじめに市民工房うるわしで開催されている現代美術展を紹介します。

 

この展覧会は、今年4月に金沢21世紀美術館と石川県立美術館で開催された本展の巡回展で、洋画・日本画・彫刻・工芸・書・写真の6部門の主要作品と受賞作および白山市在住作家の作品、そして金城大学短大部教員と学生の作品が巡回しています。

 

学生からは、一つの分野でも作品制作には様々な表現方法があることがわかり、興味を持ったと感想を聞くことができました。

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つづいて中川一政記念美術館を紹介します。

松任中川一政記念美術館は、中川一政の画業を紹介した美術館で、中川一政の父が金沢、母が松任(白山市)出身であることから縁があり、建てられた美術館です。

 

館内には、中川一政の生涯の画業が展示されています。
はじめに、館長から中川一政の絵画制作に対する姿勢、また、この美術館に展示されている作品について解説を頂きました。

 

作品からは、中川一政の制作活動に一生をかけた熱い情熱と人生哲学が感じられ、食い入るように鑑賞しました。

 

学生は熱心に鑑賞し、それぞれの視点で興味を持つ作品を見つけることが出来たようです。

 

 今回の美術館鑑賞授業は、これから自分に合ったコースを選択する学生にとって大きな刺激と参考になり、同時に仲間同士の交流の機会としてフレッシュもできたようです。

 

 


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