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第15回 「北前船と“奇跡の毒抜き”ふぐの子糠漬け」

《講師》
　株式会社あら与　代表取締役社長　荒木　敏明

 《開催日》
　平成27年9月5日（土）

《概要》
北前船が各地にもたらした交易品は、その土地の文化の発展、とくに食文化には強い影響力がありました。当時の記録から紐解いていくと、輪島そうめんから大門素麺への伝播もわかります。江戸時代の記録にも佐渡島から送られた“ふぐの子”の文字が読み取れます。そんな歴史をもった“ふぐの子のぬか漬け”ですが、今日に至るまでには多くの困難を乗り越えています。安心、安全にお客様に提供できるまでのあら与の取り組みについて講義していただきました。

《公開講座アンケートより受講者の声》

• 「世間的にも珍しい発酵食品、ふぐの子糠漬け」地元の珍味でありながらそのルーツが北前船にあったとは…。猛毒を抜く知恵には、暫く、近代科学でもそのメカニズムが解明されていないとか。日本人はすごい。
• 世界に誇れるものだと思う。どんどん世界へ向かって発信してほしいです。日本の石川県の宝だと思いました。
• 「ふぐの糠漬け」の本場である美川地区の住民として、灯台もと暗しの感がありました。地元の特産品として誇りとしたいです。