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令和7年度 教学IRをきっかけとする教育改善の事例紹介

金城大学IR委員会
委員長 舞谷邦代
IRer 木村 剛

 

1.教学IR をきっかけとする教学改善の事例紹介
1)改善のもととなるIRデータ

令和7年度在学生アンケートおよび令和6年度卒業生アンケートの結果を以下に示す。本学は、医療・福祉をはじめとする多様な専門分野を有する総合大学であるものの、学部間の交流や学部横断型授業に対する学生の満足度は十分とはいえず、令和5年度のアンケート結果から継続する課題となっていた。

こうした教学IRデータから明らかになった課題を踏まえ、学部間の交流促進と多職種連携能力の育成を目的として、令和7年度より本学独自の多職種連携教育「金城IPE(KIPE)」を開講した。

 

令和7年度在学生および令和6年度卒業生アンケート結果

*在学生は令和7年4月に、卒業生は令和7年3月に実施

 

 

2)具体的な改善事例

 令和7年度より、本学独自の多職種連携教育「金城IPE(KIPE)」を開始した。初年度は、人間社会科学部、医療健康学部、看護学部の3学部の1年生を対象とし、学部・学科の枠を超えた学生同士の交流と協働を通じて、コミュニケーション能力や他者理解、チームワークの向上を目指した。

具体的には、異なる専門分野を学ぶ学生によるグループを編成し、自己紹介や傾聴、チームビルディングなどの演習を実施した。また、教学IRの一環として実施しているPROG(ジェネリックスキル測定)の結果を活用し、学生が自身のコンピテンシー(行動特性)の強みや課題を把握した上で、具体的な行動目標(アクション・ステートメント)を設定する学修活動を取り入れた。

各演習では、学生同士の意見交換や相互フィードバックを通じて、自らの行動を振り返り、次回の目標設定につなげる学修過程を重視した。これにより、PROGによる客観的な測定結果を学生個々の学修目標や具体的な教育活動に結び付ける仕組みを構築した。

本取組は、教学IRデータを単なる学修成果の把握にとどめず、学部横断型の教育プログラムに活用した教学改善の事例であり、今後の多職種連携教育の充実に向けた基盤となるものである。

 

2.教学IRを担当する組織・部局の概要

本学では以下の図に示す組織で、教学マネジメント、教学IRを運営し、PDCAサイクルを実施している。