新コース 医療情報コース 2017年4月開設


地域医療のこれからを担う、的確で高度な
医療情報のエキスパートを育成!

高齢になっても住み慣れた地域で医療・介護のサービスを受けられる「地域包括ケアシステム」の体制が進み、地域医療への注目が高まる昨今。
病院は地域の診療所や高齢者施設、訪問看護・介護ステーションなどと緊密な連携をとって患者さんを支えなければなりません。
患者さんの今をみるだけでなく、一人ひとりの生活に寄り添ったケアが求められる中、医療情報の管理や分析、あるいは医師が治療に集中できる環境づくりがより重要になっています。

こうした社会のニーズに応え、2017年4月、金城大学は医療情報コースを新設。
医療情報を適切に管理・分析・活用する「診療情報管理士」、日常生活にサポートが必要な人やご家族を支える「社会福祉士」を中心に、診断書作成など医師の事務作業を補助する「ドクターズクラーク(医師事務作業補助者)」の資格取得にも対応し、これからの医療・福祉分野が求める人材を育成します。

図1

図


医療情報の高度な活用スキルと医療人としての資質を育成します。

医療情報を管理・分析・活用する
エキスパート

診療情報管理士

「診療情報管理士」とは、電子カルテの導入や患者さんへの医療情報の開示が進む医療業界で、カルテの管理・分析の専門家として医療の質の向上を支える仕事。日本病院会が行う認定試験によって資格取得ができます。患者さんの疾病や病状、手術や検査記録、治療内容などの医療情報データを適切に管理・分析・活用します。医師と専門的な会話ができるだけの医療知識、病院 の運営管理に関わるマネジメント能力、医師や看護師らとのコミュニケーション能力など幅広いスキルと資質が必要とされ、医療情報のエキスパートともいえる職種です。

診療情報管理士認定試験合格率

診療情報管理士認定者総数

世界でも類を見ない超高齢社会を迎える中、日本の医療は医師や病院単位の“点”ではなく、地域という“面”で患者さんを見守る「地域医療」へとシフトしています。
地域の中核病院と近隣の診療所や高齢者福祉施設、在宅の訪問ステーションなどが連携をとり患者さん一人ひとりを見守っていく。病院の診療記録(カルテ)は、そんな地域医療の現場で今後ますます重要度を増していくことでしょう。また「カルテを見れば医療の質がわかる」と言われるように、カルテには患者さんはもちろん病院のあらゆる情報が詰まっています。記録に間違いがないか診療内容を点検したり国際基準に基づく疾病分類(コーディング)を行うことで、効率的な病院経営や新しい治療の研究に役立てることも期待されます。こうしたカルテを専門的に管理・分析・活用する診療情報管理士は、医療事務職の中でもっとも高度といわれる専門資格。医療のIT化が進み、カルテの開示が法制化された現在、医師の言葉を理解できる医学知識を持ち、医療の質を高める診療情報管理士の役割は増しています。
平成27年現在、診療情報管理士認定者数は全国でまだ3万人足らず。今後の有資格者の活躍に大きな期待が寄せられています。

医師の事務作業を補助し、
医療の質の向上を支える!

ドクターズクラーク(医師事務作業補助者)

深刻な医師不足が問題となっている日本の医療業界で、医師が治療に専念できるよう医師の指示の下に事務作業の補助を行う仕事。日本医療教育財団が行う認定試験によって資格取得できます。最新の高度な医療知識を身につけ、医師の指示の下に診断書などの文書作成補助、診療記録への代行入力、医療の質の向上に資する事務作業並びに行政上の業務を行います。病院勤務医の負担軽減と医師が治療に専念できる環境を作る役割を担います。

医師事務作業補助技能認定試験合格率



ドクターズクラークマーク 医師事務作業補助技能
認定試験の合格者には、
「ドクターズクラーク」の称号を付与


平成20年度の診療報酬改定で医師事務作業補助者の配置が評価点数に加わり、平成21年度より医師事務作業補助技能認定試験がスタート。
合格者には「ドクターズクラーク」の称号が付与されます。この称号は、医師の指示の下にカルテや各種診断書などの医療文書作成を含む、医師事務作業補助者として必要な能力があることを示し、多くの医療機関でニーズが高まっています。

超高齢社会と少子化による人口減少が見込まれる中、医療の多様化による医師の業務過多が問題となっています。その解決のために必要なのは単に医師の数を増やすことではなく、医師が治療に専念できる環境を用意すること。カルテの入力、診断書や紹介状、処方箋の作成など、医師が医療行為以外の事務作業に費やす時間はあまりにも多く、その軽減策として厚生労働省は 平成20年度の診療報酬改定で「医師事務作業補助体制加算」を新設。平成21年度には「医師事務作業補助技能認定試験」がスタートしました。ドクターズクラーク(医師事務作業補助者)を配置することによって病院は診療報酬を得られる、という仕組みが整ったのです。
医療現場ではすでに、患者さんを中心に医師、看護師をはじめコメディカルといわれる医療専門スタッフ、さらには福祉・介護の専門家を含むチームが一丸となって治療に取り組むチーム医療が主流になっています。そうした中でドクターズクラーク(医師事務作業補助者)も、医師の指示の下にチーム医療の一員として担う役割は多大。医療に関する高度な知識とスキルをもって医師の事務作業を代行・サポートすることで医療の質の向上が期待され、そのニーズは急激に高まっています。



カリキュラム(予定)

科目 1年次 2年次 3年次 4年次
4年間の流れ 一般教養科目を中心に履修。診療情報管理士、社会福祉士の基礎科目もスタート。前期にメディカルクラーク、後期にドクターズクラーク(医師事務作業補助者)の試験を受験します。 各疾病の成り立ちや疾病の分類法などの診療情報管理士の専門知識、地域福祉などの社会福祉士の専門知識を深めます。病院や施設のしくみについても学びます。 2週間の学外実習を経て診療情報管理士認定試験受験資格を取得。後期には試験に挑みます。また、社会福祉士国家試験受験希望者はソーシャルワークの実習(学外)も履修します。 卒業研究ゼミでは4年間の集大成である卒業論文に取り組みます。また経営学系科目で知識の幅を広げると共に、社会福祉士国家試験対策講座もスタート。後期の国家試験合格を目指し、より専門的な知識を習得し、学びを深めていきます。
基礎科目
  • スポーツ
  • スポーツ理論
  • レクリエーション活動Ⅰ・Ⅱ
  • 英語Ⅰ・Ⅱ
  • 言葉と文化(中国語)Ⅰ・Ⅱ
  • 学習方法演習Ⅰ・Ⅱ
  • 情報処理演習Ⅰ
  • 英語Ⅲ・Ⅳ
  • 言葉と文化(英語)Ⅰ・Ⅱ
  • 言葉と文化(中国語)Ⅲ・Ⅳ
  • 基礎演習Ⅰ・Ⅱ
  • 情報処理演習Ⅱ
  • 言葉と文化(英語)Ⅲ・Ⅳ
主題科目
  • ボランティア入門
  • ボランティア活動Ⅰ
  • 健康科学
  • 美術
  • 音楽
  • 日本文学Ⅰ
  • 日本語表現
  • 文書処理演習
  • 教養ゼミⅠ・Ⅱ
  • ボランティア活動Ⅱ
  • 自然科学
  • 日本文学Ⅱ
  • 日本史Ⅰ・Ⅱ
  • 法学(憲法)Ⅰ
  • 法学Ⅱ
  • 経済学Ⅰ
  • 教養ゼミⅢ
  • 生命科学
  • 哲学
  • 宗教学
  • 人文地理
  • 白山市の自然と文化
  • 政治学
  • 経済学Ⅱ
  • 東洋史
  • 西洋史
  • 自然地理
  • 地誌
  • 統計学
専門基本科目
  • 社会福祉概論Ⅰ・Ⅱ
  • 高齢者福祉論
  • 障害者福祉論
  • 社会福祉史
  • 心理学Ⅰ・Ⅱ
  • 社会学
  • 介護福祉論Ⅰ・Ⅱ
  • 社会保障論Ⅰ・Ⅱ
  • 児童・家庭福祉論
  • 地域福祉論Ⅰ・Ⅱ
  • 社会福祉施設経営論
  • 権利擁護と成年後見
  • 公的扶助論
  • 社会調査
  • 医療福祉論
  • 福祉行財政と福祉計画
  • 就労支援
  • 更生保護
専門展開科目
  • ソーシャルワーク論Ⅰ・Ⅱ
  • 医学一般
  • 生活とこころとからだ
  • 医療概論
  • 人体構造・機能論
  • 臨床医学総論(外傷学・先天異常等含む)
  • 臨床医学各論Ⅰ(感染症および寄生虫症)
  • 臨床医学各論Ⅱ(新生物)
  • 医療管理総論
  • 医療管理各論Ⅰ(病院管理)
  • 海外文化・福祉事情
  • ソーシャルワーク論Ⅲ・Ⅳ
  • ソーシャルワーク演習Ⅰ
  • 発達心理学Ⅰ・Ⅱ
  • 臨床心理学Ⅰ・Ⅱ
  • カウンセリングⅠ・Ⅱ
  • 健康論Ⅰ・Ⅱ
  • リハビリテーション論
  • 母子保健
  • 臨床医学各論Ⅲ(血液・代謝・内分泌等)
  • 臨床医学各論Ⅳ(精神・脳神経・感覚器系等)
  • 臨床医学各論Ⅴ(循環器・呼吸器系)
  • 臨床医学各論Ⅵ(消化器・泌尿器系)
  • 臨床医学各論Ⅶ(周産期系)
  • 臨床医学各論Ⅷ(皮膚・筋骨格系等)
  • 医療管理各論Ⅱ(診療報酬制度と評価指標)
  • 医療情報学
  • 医療統計学
  • 診療情報管理論Ⅰ(総論)
  • 病院のしくみ
  • ソーシャルワーク論Ⅴ・Ⅵ
  • ソーシャルワーク演習Ⅱ・Ⅲ
  • 高齢者の心理
  • 障害者の心理
  • 人格心理学
  • 生理学
  • 診療情報管理論Ⅱ(実務)
  • 診療情報管理実習
  • 診療情報管理総合演習
  • 障害児保育
  • 社会保障法Ⅰ・Ⅱ
  • ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ
  • ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ
  • インターンシップ
  • 基礎ゼミⅠ・Ⅱ
  • 医療史
  • ソーシャルワーク演習Ⅳ・Ⅴ
  • 精神保健
  • 公衆衛生学
  • ジェンダー
  • 手話
  • 点字
  • 社会福祉関係法
  • 国際福祉政策
  • ソーシャルワーク実習指導Ⅲ
  • 経営学概論
  • 会計学Ⅰ・Ⅱ
  • 世界の医療
  • 人的資源管理論
  • 卒業研究ゼミⅠ・Ⅱ
  • 福祉総合学習
  • 福祉総合演習
  • 卒業論文
自由科目
  • 診療報酬請求論Ⅰ
  • 診療報酬請求論Ⅱ
  • 診療報酬請求演習
  • 医師事務作業補助論
  • 医師事務作業補助演習
  • 医学用語
  • 国際疾病分類概論
  • 分類法Ⅰ
  • 分類法Ⅱ
  • 分類法演習


PICK UP 科目紹介

診療情報管理論Ⅰ
医療行為が行われた事実を示す唯一の証拠が診療記録(カルテ)です。診療情報管理士は、このカルテを質的・量的に点検管理することを主な仕事としています。この科目では カルテの成り立ちから個人情報を遵守した活用方法の流れなどを学習します。
診療情報管理実習
診療情報管理士認定試験受験資格に必要な病院での実習をカリキュラムに組み込んでいます。診療情報管理士が病院の中でどのような役割を果たしているのか、カルテがどのように管理・活用されているのかを実際の医療現場で体験します。
社会福祉概論Ⅰ・Ⅱ
社会福祉は福祉ではなく社会福祉です。人々の安定した暮らしを手助けする社会的努力を意味します。社会に込められた深い思いがあります。ここでは、社会福祉の思想・歴史・福祉の制度や仕組みなどについて理解し、社会福祉の在り方について学びます。