コミュニケーションセミナー「育ちプログラム」を開催しました。


7/20(土)幼児教育学科2年生を対象として、コミュニケーションセミナーを開催しました。

講師には、専修大学教授の小峰直史先生をお迎えして、「相手の身になるということ~保育者に求められるコミュニケーション能力とは~」をテーマに進められました。
幼児教育2年生にとって、これから実習・就職活動と本格的に社会人に向けての活動が活発になるこの時期、身につけてほしいコミュニケーション能力として「コンセンサス演習」を中心に体験学習を行いました。

この日は【「現代の日本社会において、12歳の子どもが普通の生活をするために必要なもの」について行った統計調査の結果の順位を当てよう】という演題について、6人がグループになって40分かけて話し合って予想を立てていました。

人任せに黙っていてもいけない、自己中心的に話を進めていってもいけない、つまり他者との関わり能力が必要になります。

学生のふり返りには、「いつもほとんど多数決で決めているので、新しいコミュニケーションの取り方を体験し、考え方を変えていきたいと思った」「私はグループでの話し合いがずっと苦手でしたが、今回のグループワークはちゃんと自分の意見も言えたのでよかったです」など書かれており、他者の考えを受け入れること・自分から発信することといったコミュニケーションの醍醐味を味わえた時間になったようです。


※「コンセンサス」とは「複数の人による合意」という意味。
集団でひとつの目的に向かって物事を決める場合に、皆が意見を出し合い、合意を得て、皆が納得できる答えを導き出すこと―。