2025.3.7

(2025年3月号)太田淳子 園長

園長のつぶやき

もうすぐ、ひなまつりです。
ある朝、園の玄関正面に七段飾りが聳えていました。

年長組さんと年中組さんが、前日時間をかけて飾ってくれました。
飾る様子を見られなくて残念でした。
年少組さんが雛壇の前で遊びながら、小っちゃなお道具や調度品を触りたくて、うずうずしていました。
すると、近くで見ていた年長組さんが、「優しく 触らないとだめなんだよ !壊れちゃうからね。」と教えてあげていました。
年長組さんは、飾っているときに、先生から何回 も「優しくそっと飾ってあげようね!」と言っていたことを そのまま年少組さんに教えてくれていたのです。
くすっと笑ってしまいました。子どもたちの健やかな成長としあわせを祈りたいと思います。

<今月の1句>
雛壇や年長そっと叱りつつ 淳子

2025.2.10

(2025年1月号)日々成長、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる

満3歳児クラス(ももぐみ)

3歳児クラス(いちごぐみ)

4月の頃と比べると、自分の身の回りの事を、たくさん出来るようになったももぐみさん、いちごぐみさん。

衣服の着脱など、最初は手を広げて“やってくださ~い”と受け身だった姿から、“自分でやるぞ!”という姿に変わってきました。
中には、自分の事はカンペキと言わんばかりに、お友達のお世話までしてくれる子たちもいるんですよ。

来年度、進級して“お兄ちゃん”“お姉ちゃん”となる準備もばっちりですね。

同じように、遊びの場面でも先生の手を借りず、自分で試行錯誤し作っている姿が増えました。
空き箱を使った工作だったり、電車のおもちゃの線路の組み立てだったり。
「こうかな? 」「いや、違う! 」「こうしてみよう! 」色々と実験するかのように試している姿を見ると、こちらも手伝いたいのをガマンしなくてはと思います。

『安心 ・夢中 ・熱中 』 のもと自分の力で好きな遊びに取り組めるって、大事なことですね。

2025.2.10

(2025年1月号)”字”を書きましょう!

全園児

新年最初のアートであそぼうで、大学の永坂先生が持って来てくださったのは 、 真っ白な大きい紙と、真っ黒な墨汁、それから大きなダルマ筆 。
まずは先生自身が慎重に紙の上で筆を滑らせ、トメ ・ハネ ・ハライからなる様々な線をつなげていき 巳年の『み』の文字が出来上がるところを見せてくれました。

次に先生は子ども達に向かって 「さぁ皆さんも、自分の好きな“字”を書いてみましょう 」と。
それを聞いて先生達は「まだ文字を書けない子もたくさんいるぞ~」と最初は思ったのですが、なぜ永坂先生があえてそう言ったのか、すぐにわかりました。
もし 「何でも描いていいですよ」と言われていたら、子ども達はきっと自由なペイントを楽しんでしまって、それはそれで素敵なアートなんですけど、のびやかな筆運びに至らなかったかもしれません。
面白い“線”は生まれなかったかもしれません。
紙は真っ黒になっていたかもしれません。
でも、みんなちゃんと“字”を意識したので 「んーしょっ!」「しゅーっとん・ぴっ! 」なんて言いながら、筆先の感触を味わっていました。

それぞれの作品がとっても芸術的になり、玄関に並んでいると立派な展覧会になりました!

 
 
 
 
 
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2025.2.10

(2025年1月号)温かい心のバトンリレー

4歳児クラス(ばななぐみ)

「ぼくたち次は、めろんさんになるんだねぇ~ 」と表情キリッとして話すばななぐみさん。
いろいろなところで、先生達からも「うわぁ~めろんぐみ(5歳児クラス)さんみたいにカッコイイ」と言われるので、 「ふふふん♪ 」とまんざらでもないご様子です。

ももぐみ(満3歳児クラス)さんやいちごぐみ(3歳児クラス)さんに困っている子がいると、そっと手を差し伸べ助けてくれるお友だちがいっぱいいるんですよ。
見返りを求めない、本当に自然体な姿が素敵です。
きっと自分も、これまで年上のお友達に優しくされてきたから、同じことができるんでしょうね。
温かい心のバトンが、次へと繋がっています。

そんなばななぐみさんも、最近の課題は“ THE ・勝負事”。
新年会でのかるた取りや 鬼ごっこなどで、“負ける”という経験をぐっとこらえようとする姿が見られます。
ドッジボールやけいどろなど、勝ち負けのある遊びの面白さを、どんどん味わっていかなくっちゃと思っています!

2025.2.10

(2025年1月号)寂しくもあるけど、春が待ち遠しい

鉄棒が上手だったり、昆虫に詳しかったり、工作でのハサミが神業だったり、園の子どもたちの憧れめろんぐみさん!

春にはピカピカの1年生になりますね!
「小学校ってどんなところ? 」「ランドセルは青にしたよ~♪ 」など、ワクワクしながら準備している様子も伝わってきます。
園でも文集制作や思い出遠足の計画など、“卒園”というキーワードがちらほら出てきております。
「お別れ」を意識するとなんだか寂しくなってきますが、それよりもみんなで成長を喜んで、期待と意欲いっぱいにその日を迎えられるよう、楽しく準備していきましょう。

最近はかくれんぼや鬼ごっこなど、めろんぐみさんが中心となってみんなに声をかけて遊んでくれることが多く、異年齢同士の素敵な関わりが見られます。
卒園まで、もっともっと楽しい思い出を作りましょうね。